借地権について

借地権を売るための方法とメリット

借地権そのものを売ることはできるのか?

地主の取りを借りて、建物を建てた場合に借地権が生まれます。この借地権の中も地上権があることで、建物を登記すると建物を建てた土地の60%前後は土地を借りている人の持ち物になります。つまり、借地権は大切な財産になります。

自分の財産になるのであれば、借地権を第三者に売却することもできるのでは?と考える人もいるでしょう。借地権は第三者に売却することができます。ただし、土地の所有者である地主の承諾が絶対条件となります。土地を貸している人と借りている人がお互いに話し合うことで了解を得るというのが一般的ですが、地主の中には土地を使わないのであれば返して欲しい、別の人に土地を貸して借地経営を続けたいという人もいます。過去の経緯やお互いの感情などが複雑に絡まり合うことで、トラブルに発展することもあります。お互いが自分の権利を主張することで、こじれてしまう可能性もあり、借地権に関する法律や借地権の売買に詳しい不動産業者や弁護士などを間に入れて、話し合いを進めていく方法もあります。また地主が借地権の売却に関して交渉を続けても承諾をしない場合には、異議申し立てをすることで裁判所が代わりに許可を出せるようになっており、これを借地非訴手続きと言います。


借地権付き住宅のメリット

マイホームの購入を検討している際に、「借地権付き」という住宅を目にすることがあります。借地権付きって土地を借りてマイホームを建てるの?とイメージしてしまい、選択肢から外してしまう人もいるのですが、借地権付き住宅には大きなメリットがあります。

借地権付き住宅の最大のメリットとなるのは、所有権付きの物権を購入するよりも借地権付きの住宅を購入する方が住宅を購入する費用を抑えることができる点です。借りている土地であっても借地権があることで上の建っている建物は自分の所有となります。建物を借りているわけではないので、壁紙の張替えや壁に釘を打つ、大規模なリフォームをするなど自由に行うことができます。それでいて、土地を購入する必要はないのですから、メリットは大きなものとなるのではないでしょうか。

またこの他にもメリットはあります。例えば、土地の立地です。利便性の良さなどから土地の所有者が手放したくないということで土地を貸し出している場合も多くあり、借地権付きの土地の多くは立地がよいことがほとんどです。また地上権があれば、借地権付きの土地として第三者に建物ごと売ることも可能ですし、土地を所有しているわけではないので固定資産税も発生しません。このようにメリットが多いのが借地権付き物権です。


借地権とは

第三者の土地を借りて、その土地に自己所有の建物を建てることができる権利のことを借地権と言います。もともと建物を建てる敷地となる土地の権利には、所有権と借地権があり、その土地を自由に使用したり、土地を使って収益を得る権利や土地を処分する権利が所有権なのに対して、借地権は土地を所有する人が別に存在し、毎月その土地の所有者へ土地の使用料を支払い、借りる権利を持つことを言います。

借りている土地に建っている建物の所有を目的とする借地権には地上権と賃借権があり、地上権は建物だけではなく取りの権利も含めて登記することができるので、地上権を持っている土地の上に建っている建物を第三者に貸したり、売却することが可能です。これに対して賃借権は土地の所有者の承諾がなければ、第三者に貸したり、売却をしたりすることはできません。一般的には借地権の分譲マンションの場合は地上権となっていることが多く、借地権の一戸建ての場合は賃借権となっていることが多いです。

借地権は契約が続く限り、土地を使用することができます。借地法では、借地人や建物の保護を目的として建物所有を目的で借りた土地の存続期間に関しては法で定められた期間があります。借地権を設定する時に存続期間は30年、更新後は20年となり、土地を借りる側の人の方が法律上では強く守られているので、土地を貸す側である地主が更新の拒絶や建物の明け渡し、更地にしての返還の要求など、正当な理由がない場合は認められていません。ここでは、この借地権がどんなところで使用されているのか紹介させていただきます。